不幸は、夫の送り出した玄関のドアが閉まる音と同時に始まった。
その日から、毎朝9時12分。 夫の車が角を曲がるのを確認した瞬間、チャイムが鳴る。 開けると、そこにはスーツのままの沢木さんが、獲物を見る目で立っていた。
「奥さん、旦那の匂いがまだ残ってるうちに犯したいんだ」
最初は抵抗した。 でも、ブラウスのボタンを乱暴に引きちぎられ、 ブラジャーをずり上げられた瞬間、乳首を摘まれて「あっ」と声が漏れた。 それが、私の負けの合図だった。
夫の枕に顔を埋めさせられながら、後ろから一気に貫かれる。 「ほら、旦那の匂い嗅ぎながら俺のチ●ポ感じてるだろ?」 耳元で囁かれるたび、子宮がキュンッと疼いた。 夫の優しいキスでは決して届かない奥を、容赦なく抉られる。 「やめて……」と言いながら、自分から腰を振ってしまう自分がいた。
夫には「今日は体調悪いから」と嘘をつく。 電話を切った直後、ダイニングテーブルに押し倒され、 脚を肩に担がれて激しく突かれる。 「旦那と電話してたんだろ? 今、俺の形、子宮に刻んでやるよ」 そう言われて、絶頂に達した瞬間、涙が溢れた。
夫の優しさは大好きだ。 でも、それ以上に、私を狂わせるものがあった。 首を絞められる苦しさ。 髪を掴まれて強制的に見つめられる羞恥。 「俺の雌だ」と刻み込まれるような、獣のような交わり。
そして、7日目の夜。
夫は出張で不在。 私は震える指で、自分から沢木さんに電話をかけた。
「……もう我慢できないんです。来てください」
ドアが開いた瞬間、私は全裸で跪いていた。 首には夫からもらった結婚ネックレスのみ。
沢木さんは一言も言わず、私の髪を掴んで立たせた。 そのまま壁に押しつけられ、立ったまま後ろから貫かれた。
「七日目で自分から誘うなんて……完全に俺の女になったな」
熱い。 深すぎる。 子宮が跳ねるほどの衝撃に、涙が止まらない。
「もっと……壊れるくらいに犯して……夫の知らない私にしてください……」
その夜、私は何度も絶頂した。 最後は床に這わされたまま、顔を踏まれながら中に出された。 熱い精液が奥に注がれるたび、全身が痙攣した。
私はもう、夫の妻じゃない。 沢木さんの雌になった。 そして、それが、たまらなく気持ちよかった。

