夫が築き上げた誇り高きキャリアが、一夜にして巨額の負債へと変わったあの日。愛する人が流した血の涙を拭うために差し出されたのは、かつて芸能界でその美貌を謳われた、私自身の肉体だった。「君の肢体で、取引先の社長を満足させてくれれば……」夫の悲痛な懇願は、私を地獄のような、それでいて甘美な泥沼へと突き落とす契約の合図だった。
重厚な革張りのソファが鎮座する社長室。そこは、秘書としての執務室などではなく、私という誇り高き人妻を、ただの牝へと躾けるための檻だ。 最初は太腿を撫で回されるだけのセクハラだった。しかし、私の拒絶が夫の破滅に直結するという恐怖が、抗う術を奪っていく。高価なシルクのブラウスが無残にはだけられ、露わになった乳房が執拗に弄られるたび、室内に湿った皮膚の音が響き渡る。
「夫のためだ、耐えろ」――そう自身に言い聞かせる理性とは裏腹に、社長の放つ雄臭いコロンと暴力的な熱気が、私の秘部を卑猥な蜜で濡らしていく。かつて多くのファンを魅了した唇は、今や社長の剛直を咥え込み、奉仕するためだけに存在していた。
「いい声で啼くなあ、元アイドルが台無しだ」
嘲笑と共に、抵抗できない最奥へと容赦なく楔が打ち込まれる。夫以外の男に蹂躙される背徳感と、子宮を突き上げられる強烈な快楽。その二つが混ざり合い、脳髄が白く痺れるような絶頂へと私を誘う。涙で滲む視界の端で、夫への罪悪感は、社長の熱い白濁によって完全に塗り替えられていく。
夫を救うための生贄だったはずの私は、いつしかこの背徳の交わりなしでは生きられない、社長専用の淫らな愛玩秘書へと、心まで浸食されていたのだ。

