日. 3月 1st, 2026

夫の瞳に、女としての私はもう映らない。砂漠のように乾ききった響の深奥(しんおう)が、誰かの愛撫を求めて疼いている。そんな心の隙間を強引にこじ開けたのは、雄の匂いを濃厚に纏った同僚だった。

「響さんが欲しい……もう、我慢できないんだ」

耳元で囁かれた熱情と、肌にまとわりつくような粘着質な視線。いけない、と理性が叫ぶほど、身体は嘘がつけない。下着の奥はすでに、背徳への期待と興奮でじわりと愛液を滲ませていた。今さら家に帰れば、あの冷え切った白いシーツが待っているだけ。そう思うと、目の前の男が放つ獣のような体温が、抗えない甘美な毒となって全身を駆け巡る。

絡めとられる指先。汗ばんだ掌のいやらしい感触が、理性のタガを外していく。男のワンルームへ足を踏み入れ、鍵が掛かる硬質な音が響く。

――カチャリ。

それは、貞淑な妻が「ただの雌」へと堕ちる合図だった。 「……もっと、触って」 夫への罪悪感が最高のスパイスとなり、脳髄を痺れさせる。響は震える身体を男に預け、禁断の快楽へと溺れていった。

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